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新型コロナウィルスに感染した人も、ワクチンは接種したほうが良いのか?(2021.07.12更新)

新型コロナウィルスのワクチン接種が本格化してきましたが、すでに感染して回復した方から「感染してもワクチンは必要ですか?」と聞かれることがあります。

この質問の意図として、「一度感染すれば体内に免疫ができるので、ワクチン接種によって免疫を得る必要はないのではないか?」ということだと思います。

確かに一度感染すると体内に抗体ができますが、どの程度の量の抗体ができるのか、そして感染による免疫がどのくらいの期間続くのかは患者さんによっても違います。一般的には軽症者(自宅療養やホテル療養で済んだような方)は重症者に比べて抗体の量は少なく免疫の持続期間も短くなる傾向があります。また一度感染した人が再感染した事例もポツポツ報告されています。これは最初に感染した株とは異なる変異株に対しては十分な抗体がないためと考えられます。

最近の研究では、一度感染した人がワクチンを受けた場合、単にワクチンを受けただけの人の25倍、感染してワクチンをうっていない人の100倍抗体ができるようです。またワクチンを接種することにより、自分が感染した株とは異なる変異株に対する抗体もできることが分かっています。

こうしたことからアメリカのCDC(疾病予防管理センター)のHPでは、一度感染したとしてもワクチン接種を受けるよう勧めています(Get Vaccinated Even If You Have Had COVID-19)。またこの説明の中では、モノクローナル抗体や回復期血漿による治療を受けた人、多系統炎症症候群を発症した小児は90日待ってからワクチンを接種することを推奨しています。

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