セカンドオピニオンって?
パーキンソン病のような神経難病、あるいは癌など一般的に「難しい」とされている病気では、患者さんや家族が現在診てもらっている医師とは別の医師の意見を聞きたいということがあります。これを「セカンドオピニオン(2nd opinion)」と言います。
基本的に、セカンドオピニオンは医師に1度だけ意見を聞くものであり、主治医を変えるものではありません。大学病院などの大きな病院では外来に「セカンドオピニオン」として枠を設けていることころが多く、自費診療になっています(1回1万円くらいでしょうか?)。セカンドオピニオンを聞いた上で、通院している医療機関を変更するということはあると思います。
ただ、そこまで大きな病院でなければ普通に外来で保険診療で診察をして、医師が意見を述べるという場合が多いと思います。当院でも特にセカンドオピニオンの枠を作っている訳ではなく、患者さん自身が受診された場合は、保険診療でお話を伺って診察しています。ただ、遠方で本人が受診できずご家族のみ受診して相談をしたいという場合は、特別にセカンドオピニオンとして自費診療の形をとらせていただいています。
大きな病院でセカンドオピニオンを受ける場合は、現在診ている医師の紹介状(診療情報提供書)が必要だと思いますが、中には今の主治医にはとりあえず黙ってセカンドオピニオンを受けたいという方もいらっしゃるので、当院では紹介状は必須ではありません。ただし経過や病状によっては紹介状がないとこちらとしても何も申し上げられない場合もあります。