メニュー

血糖測定と消毒用アルコール

[2020.05.09]
メディアでも報道されていますが、現在、消毒用アルコールが手に入りにくくなっています。原因はもちろん新型コロナウイルスに対する感染予防のため、需要が急増したためです。
原材料のアルコール自体はそれほど不足していないようですが、慢性的な不足が続いています。クリニックでも、普段の手指消毒だけでなく採血や点滴の際にも消毒用アルコールを使用していますが、なかなかまとまった量は手に入りません。
糖尿病患者さんでは、自己血糖測定やインスリンの注射の際に、アルコールで消毒をされていると思います。
このような状況を受けて、学会から「アルコール消毒綿不足時の対処について」という通知がなされています。

その内容をまとめると、手指で血糖測定する場合は石鹸やハンドソープで十分な手洗いをする。
インスリン注射部位はお湯や水でタオルを濡らし、固く絞ってからよく清拭し十分乾燥してから注射をおこなう。
としています。
またオキシドール、マキロン、イソジンなどで消毒し血糖測定をおこなった場合、測定値に誤差が生じる可能性があるので注意が必要です。

Close up of woman hands using lancet on finger to check blood sugar level by Glucose meter using as Medicine, diabetes, glycemia, health care and people concept.

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME