糖尿病について
糖尿病は、膵臓から出るインスリンというホルモンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。
血糖値が高い状態が放置されると、全身の血管の状態が悪化し心筋梗塞や失明、腎不全、透析、足の壊疽などより重い合併症を引き起こします。
糖尿病とその予備軍の方はこの20年で増加傾向にあり、年齢が高いほど糖尿病の有病者数は増加します。また近年は、高齢で自分で薬を管理することが難しかったり、体調が悪化しても適切に医療機関を受診できないような方が増えています。
糖尿病の種類
糖尿病には1型と2型があります。患者数としては2型糖尿病の方が圧倒的に多く、これは体質や生活習慣が大きく関係しています。
糖尿病の合併症
ケトアシドーシス、網膜症、腎不全、神経障害、足病変(潰瘍、壊疽など)、歯周病、認知症
当院の治療方針
当院には糖尿病療養指導士の資格を持つ看護師がおり、患者様ごとの生活習慣や環境などを考慮し治療を計画します。特に高齢であったり認知症があるような方で通常のインスリン治療や薬の管理が難しい方のご相談にのります。また1型糖尿病や入院が必要な場合は連携病院をご紹介します。