メニュー

パーキンソン病のリハビリ

[2021.02.03]

パーキンソン病は発症早期から運動が重要です。薬物療法と運動療法は車輪の両輪とも言えます。

このような話を患者さんにすると、「パーキンソン病の専門のリハビリというのは、どこで受けられますか?」と聞かれることがありますが、これはなかなか難しい問題です。

まず、リハビリテーションというのは外来通院で受ける場合と、入院中に受ける2通りがありますが、ほとんどの場合、パーキンソン病の方は外来通院で受けられるリハビリを考えていると思います。

リハビリテーションの対象となる病気は、急性期と慢性期の2通りがあります。急性期というのは、脳梗塞を発症して半年以内や、脚を骨折して手術をした後におこなうようなリハビリです。一方、脳梗塞を発症して半年以上経過して、まだ麻痺などの後遺症があるような人に対するリハビリは慢性期のリハビリです。パーキンソン病は長い経過をたどる慢性疾患なので、パーキンソン病のリハビリもこの慢性期のリハビリになります。

近年、国は急性期のリハビリに力を入れており、その代わりに慢性期のリハビリを医療機関で受けるのは敷居が高くなってきており、代わりにデイサービスや訪問看護で受けるようになっています。

また、パーキンソン病を専門とした理学療法士、作業療法士、言語聴覚士はいらっしゃいますが、まだまだその数は少なくそのような専門家にたまたま出会うことは難しいと思います。

そのため、患者さんにはPD cafeというパーキンソン病のためのリハビリをおこなうグループ(サービス)をご紹介しています。

このPD cafeを主催している小川順也さんという方は、もともと国立国際医療研究センター病院で理学療法士をされていた方です。この国立国際医療研究センター病院には多くのパーキンソン病患者さんが通院、入院されていますので小川さんはパーキンソン病患者さんの治療経験が非常に豊富な方です。

現在は新型コロナウィルスの影響で、オンライントレーニングがメインになっていますが、パーキンソン病の治療経験が豊富な人にリハビリを教わりたいという方は、是非サイトを覗いてみてください。

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME