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パーキンソン病のことを周囲に打ち明けるべきか?

[2020.08.28]
パーキンソン病と診断された当初は症状が軽いことが多く、周囲の人も気づかないことがほとんどだと思います。しかし、家族のように身近な人は、口には出さないまでも「何かおかしい」と違和感を覚えて不安を抱いていることもあります。また、最初は気づかれなくとも、発症後、数年経過するとどうしても周囲はおかしいと気づきます。ご家族には、少なくとも薬をのむことになった段階で打ち明けた方が良いと思います。パーキンソン病はずっと付き合っていく病気ですから、一人で抱え込むことは困難です。必要があればご家族も受診の際に同伴して主治医から直接説明を聞いてもらい、ご家族も疑問点を直接、医師に尋ねるのが良いと思います。
それに対して、職場の同僚や上司に打ち明けることはより難しく感じると思います。もし病気のことを告げれば、責任ある仕事を任せられなくなってしまうのでは、あるいは職場に居づらくなってしまうのではと思うかもしれません。しかし、先ほど述べたように、同僚の中には「何かおかしい」と感じている人はいるかもしれませんし、あなたが説明しなければ憶測で噂が飛び交うことになってしまうかもしれません。上司や産業医などにまず相談をし、この病気は治療法のある病気であり、決して急速に進行することはないことを説明したほうが結果的には良いことが多いと思います。
仲の良い友達に対しても、病名を打ち明けることができず結果的に疎遠になり人と会わなくなる方がいます。これは病気にとっても良いことではありません。人間年をとれば、誰しも何かしらの病気になります。今は健康なあなたの友達も、来年には癌や脳梗塞になるかもしれません。私の患者さんで、歩くのが不自由になっても大学の同級生と麻雀をうったり友達づきあいを楽しんでいる方はたくさんいます。
自分の病気のことを人に告げるのは難しいと思いますが、結果的には周囲に理解してもらうことがより良い結果につながると思います。
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