メニュー

なぜ「三密」なのか?

[2020.04.28]
新型コロナウィルス(SARS-Cov2)が世界中で猛威をふるっています。
しかし、このウィルスの感染力自体はインフルエンザと同程度と言われています。
こう書くと、「これだけ世界中で流行しているのに、そんなわけないだろう!」と思う方も多いと思います。
ですが、日本だけでも毎年1シーズンで約1千万人がインフルエンザにかかると言われています。私が以前勤務していた病院で、ある年の12月に病院の忘年会を立食形式でおこなっったところ、そこで何十人とインフルエンザに感染した職員が出たことがありました。また、少なくとも毎年1-2回は病棟で院内感染がおこり病棟閉鎖をしていました。職員の感染も多く、冬になるとインフルエンザに感染する医師が出るため外来や当直に代診を立てなければならず大変でした。
ただ、これも毎年のことでしたし、院内感染が起きてもそれで患者さんが多く亡くなるということもありませんでしたので、ある意味、「そういうもの」と思っていたわけです。

新型コロナウィルスも北大の西浦教授によれば、患者10人のうち8人は他人に感染させず、残りの2人が他人に感染させることが分かっています。
では、なぜこんなに感染が広がるのでしょうか?
その点を調べていくと、ある条件が揃うと一人から多数に感染させることが分かってきています。大阪のライブハウスにおける集団発生から始まり、女性が男性を接待するような夜のお店、飲食店など多人数での食事(特にお酒がはいる場合)、スポーツクラブなどがそれに当たります。
こうした、「密閉」「密接」「密集」の3つの「密」がそろうと、一人の患者から多数が感染してしまうことが分かってきているのです。
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME