メニュー

ブログ

ピリン系アレルギー、ペニシリンアレルギー(2020.09.15更新)
患者さんに薬のアレルギーの有無について聞くと、ピリン系のアレルギーとペニシリンアレルギーの2つ(のうちどちらか)を言われることがあります。
脳梗塞や心筋梗塞、狭心症の再発予防のためにバイアスピリンという薬をよく使うため、ピリン系アレルギーがあると言われる方から、「服用して大丈夫?」と聞かれることがあります。
実は、バイアスピリンの成分であるアスピリンはピリン系ではありません。現在処方箋で出す薬でピリン系の薬物は、クリアミン、メチロン、SG顆粒といったものがありますが、現在はほとんど使いません。大久保歯科医院さんのホームペジによれば、「アスピリンという名前はアセチルのAとサリチル酸の別名であったSpiraeUlmariaという植物に由来している」そうです。

【アスピリンってピリン系のお薬ですか?】
なので、ピリン系アレルギーがある方でも、アスピリンにアレルギーがあるわけではありません。
ペニシリンアレルギーがあると言う患者さんにアレルギーの皮膚テストをしても90%の人は陰性になります。ペニシリンに対してアレルギーをおこしても10年以内に80%の人はアレルギーをおこさなくなります。問診でよくアレルギー症状を聞くと、別の症状をアレルギー症状と誤解していたりすることもあります。ペニシリン系の抗生剤は非常によく使われる薬で多くの感染症の第一選択薬になっているため、患者さんからペニシリンアレルギーがあると言われると、他の強い抗生剤が使われることになり入院期間も長くなります。ペニシリンアレルギーがあると思っていても、抗生剤を使う必要がある場合は、過去に抗生剤でどのような副作用が出たのかを詳しく説明し、場合によっては皮膚テストを受けて安全性が確認されればペニシリン系の抗生剤を使った方が良いことがあります。

”自称”ペニシリンアレルギーの落とし穴

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME